こんにちは、コウです!
「公務員なんだけどやりがいが無くて転職しようか迷っている、、」
「先生になりたいけど働くイメージがわかない、、」
「学校の先生になったけど忙しすぎて、想像と違う!」
など考えているあなた。
この記事を読めば悩みを解決できるはず!
- 自分の仕事に満足していない人
- 実際に転職してどうなのかが気になる人
- 教員の仕事内容が気になる人
3年前の僕はこんな感じ↓
先生になりたいけど教員免許持ってないしなあ・・・
県庁職員で安定してるのにわざわざ転職する必要があるかなあ・・・
しかし、働きながら教員免許を取得し教員採用試験にも合格することができました!!
転職したのはイイものの、後悔もありますが・・・
あなたも僕の体験談を参考にすれば転職への道筋が見えてくるはず!
今回の記事は【⑤採用後編】です。
まだ【①大学入学編】【②大学の講義編】【③教員採用試験対策編】【④教員採用試験編】を見ていない人はそちらもチェック!
ぜひ最後まで読んでいってください!!
採用後の日々
採用されてからは、一言で言えば『忙しい』です。
それはこれから書く様々な業務がそれぞれ多すぎたからです。
いいですか、『様々な業務』が『それぞれ多い』んです。
大事なことなので2回言いました。
- 授業準備
- 保護者対応
- 学年の仕事
- 研修
- 校務分掌
- イベントの準備
- その他の雑務
どういうことかそれぞれ確認していきましょう!
授業準備
指導要領や教科書に沿って
教えなければならないことをいかに工夫して伝えるか。
僕はここに魅力を感じて教師を目指しました。
しかし、準備する時間ありません。
ええええええ〜〜〜〜!!!
そこが学校の先生の醍醐味じゃないの!!
と思いますよね。
でもホントに時間が無いんです。
授業前に教科書をサラッと見て授業するのがザラです。
というかこのスキルが無いと教員はこなせません。
新規採用の1学期で身につけるべきは、
教科書をサラッと見て授業する能力です。
ここにこだわりすぎると退勤時間がどんどんどんどん遅くなります。
そして心と体の余裕がなくなり、
リタイアせざるを得なくなります、、
授業準備が一番大事なのは重々承知で言います。
きついと感じた人は授業準備を真っ先に減らしてください。
業務量を一番減らしやすいです。
保護者対応
これは運によるところが大きいですね。
モンスターペアレントって騒がれていた時もありましたが
最近はそうでも無いようです。
しかし、やはり一定数はめんどくさい人っています。
僕が働いた経験で言うと、クラスに3人くらいのイメージ。
もちろん地域や学年によるので一概には言えないけどね。
「めんどくさいなあ」と感じたらすぐに学年主任や管理職に相談です。
経験が豊富なのできっと助けてくれるはずです。
いかんせんその人たちも忙しいので
なかなか相談するのが難しかったりしますが、、
ここがうまくいくのとうまくいかないのでは業務量が圧倒的に変わります。
学年の仕事
教材選び、社会科見学等の調整、授業の進め方、他クラスの問題児童把握、etc.
授業準備同様楽しさや
やりがいのある部分だと思うんですが時間がない。
また、学年には他の先生もいて
人それぞれのやり方というのもありますよね。
「もっとこうしたほうがいいのにな」
とか
「そんなことしなくて良くない?」
と思うようなこともあります。
学校の先生は学校の先生しかやったことがないので
業務改善の意識が抜けてるかもしれません。
人間関係でつまずいたらこちらの記事もチェックしてみてください。
研修
採用1年目には初任者研修があります。
毎週3コマ分を使って各学校で行うものと
月に1〜2回程度の頻度で初任者が集まって行うものがありました。
社会人としての働き方から授業の仕方、学級経営、保護者対応、特別支援教育など。
研究授業もあって僕は1年間で6教科分の指導案を作りました。
様々なことを学べる良い機会ですが
せっかくの空きコマが無くなります。
空きコマがあればテストの丸つけとか授業の準備とか
やれることがたくさんあるのに、、
ちなみに研修は1年目だけでなく2年目、3年目・・・と続いていきます。
学び続ける意欲のない人にはけっこう苦しいかもしれません。
校務分掌
これは学校を運営する上で必要な仕事がそれぞれに割り当てられるものです。
体育・情報・生活・清掃・給食などなど
これも先生がやるの!?
って思うようなものがけっこうあるよ。
他にも仕事がたくさんあるので
余計そう感じてしまうんでしょうね。
分掌ごとに仕事量も違っていて
できる先生には重い仕事が割り当てられたりもしています。
できる先生がたくさんいればいいですが
いないと自分にまわってくるかもしれません。
あなたが
「どんどん仕事ちょうだい!任せて!!」
というタイプならいいのですが
そうじゃないとだいぶストレスです。
(というかそうじゃない人が大半だと思います)
行事の準備
学校には様々な行事がありますよね。
- 入学式
- 各学期の始業式・終業式
- 運動会
- 音楽会
- 持久走大会
- 周年行事
- 卒業式
これらの準備がまあ〜大変です。
もちろん準備の時間は放課後のみ。
基本的には先生たちだけでやります。
行事のための特別日課などで児童がいれば手伝ってもらえますが、あまりありません。
普段から授業準備する時間ないのに
こんなのまでやらなきゃになったら無理でしょ!?
勤務時間外の仕事も
・朝の運動タイム
・朝のあいさつ運動
・プールの授業準備
これらは子どもたちがくる前に行います。
子どもたちがくるのは地域にもよりますが基本的には朝8時。
ですので、必然的に7時30分くらいには学校に行くことになります。
朝すごい早い、、
先生の始業時間は8時半だよ
そもそも普段から子どもたちがくる時間が始業時間の30分前!
おかしいなあ〜、、
残業代が出ない|教員の実情
小学校で勤務を開始してはじめの1学期は
退勤時間が平均で20時とか21時でした。
17時が定時なので20時と考えても毎日3時間の残業。
月の勤務日数は約20日なので、月60時間の残業になります。
給与明細を見るとびっくり、残業代は教職調整額の約10,000円のみ。
僕が前職で残業した時は時給換算すると2000円くらいだったよ。
つまり60時間だと12万円!
聞いてはいましたが、教員定額働かせ放題の闇ですね。
これは「どうにかしないといけない」と思いましたね。
業務改善のテクニック
僕が少なくとも18時までには退勤できるようになったテクニックを紹介します。
もちろん突発的な保護者対応や行事準備などがあるとうまくはいきませんが、、
iPadを使おう
僕が働き始めて驚いたのは、紙の量です。
様々な資料やスケジュールなどが書かれた紙が
気がつくと机の上に数十枚置かれています。
僕は机の上が散らかっていると仕事ができないタイプなので
片付けるんですが、しばらくするとまた置かれているんですね。
この繰り返しはどうしても避けなければならないと考えました。
スケジュール管理
スケジュールの管理にはGoodNotes5というアプリを使います。
GoodNotes5についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
これをGoodNotesに保存して、iPadで週案として書き込んでいきます。
書き込んだら机の上の紙はシュレッダーでOKです。
iPadを活用した教科書のPDF化
こちらもGoodNotes5を使っていきます。
教科書をiPadにPDFで保存するメリットとデメリットは以下の通りです。
- 紙を減らせる
- 直接書き込みができるので、教材研究が楽になる
- 教科書を持ち歩く必要がなくなる
- 教科書を探す手間がなくなり、時短につながる
直接書き込むことができるので教材研究が楽になります。
また、各教科の教科書を持ち歩く必要がなくなります。
学校の先生って意外と荷物が多いので
これは結構大きなメリットです。
学校によっては先生用の指導書と呼ばれる教科書が
人数分無い場合もあるので、探すのに苦労します。
教室にあるのか職員室にあるのかわからなくて探す時間がもったいないので
iPad1台に集約されているのはだいぶ時短になります。
- iPadが必要
- 教科書1冊に比べると重い
- 充電の必要がある(充電器とコンセントの確保)
そもそもiPadが無いとできませんよね。
他のタブレットでもいいかもしれませんが、
iPhoneユーザーには互換性からiPadをおすすめします。
少し値段は張りますが、
性能とリセールバリューを考えたらお買い得ですよ!!
注意しなければいけないのは充電ですね。
授業もiPadの教科書を使って行う場合は受電切れが大敵です。
充電ケーブルと充電できるコンセントは職員室や教室に確保しましょう。
各iPadの重さがノート何冊分なのかはこちらの記事でまとめています。
NHK for School
先生の強い味方NHK for Schoolです。
受信料の支払いでしばしば話題になるNHK。
世の中の多くの大人にとっては敵のように見られがちですが
教育にはとても力を入れてくれているので頼りになります。
『NHK for School』で検索すればすぐに出てきますが、
各教科の授業で取り扱う内容がまとまった動画がたくさん掲載されています。
雨の日の体育や理科の実験など様々な場面で活躍してくれます。
ほとんどが10分程度の動画で、
その間はプリントやテストの丸付けが可能になります!!
積極的に活用していきましょう!
『経営者』としてクラスを運営
学級経営なんて呼ばれたりしますが、
学校の先生には30人程度の人間(子ども)を動かす
経営者になることが求められます。
なんでもそうですが正直自分でやった方が早いです。
でも一つ一つが積み重なってくると手が回らなくなってきます。
ひとつの仕事に時間がかかっても大丈夫なので、
どんどん子どもにやってもらいましょう。
子ども達も意外とお手伝い好きなので、喜んでやってくれます^^
保護者へのケア
大事なのは先手必勝です。
学校ではトラブルがたくさん起こります。
- 子どもが早退するほどではない程度のケガをした
- 子ども同士で揉めた
- 子どもを叱った(指導)
こういうことが起きたときに、
いかに子どもより先に保護者に伝えられるかがキーになってきます。
というのも子どもから保護者に伝える内容って結構あいまいなんですよね。
先入観というのは怖いもので、
間違った情報が伝わり保護者に誤った解釈をされてしまうと
誤解を解くのは至難の業です。
子どもが学校にいる間は電話をする時間が無いのが悩みですが、
なんとしても家に着く前に連絡をしておきたいですね。
まとめ|悔いのない転職を!
冒頭に書きましたが、正直僕は転職して後悔があります。
それはお伝えしたとおり忙しすぎて
自分のやりたいこととができなかったからです。
なぜ転職サイトを使わずに転職活動してしまったのかという悔いがあります。
だからこそあなたには後悔してほしくないです。
- 小学校の先生は忙しい
- 忙しすぎて自分のやりたいことができない
- 業務改善にはiPadを活用しよう!
- 悔いのない転職をしてほしい
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この記事を最後まで読んでくれたあなたは転職という人生の岐路に立っています。
選択を間違えるのはもったいないので、
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転職への第一歩、あなたが踏み出すきっかけになれば幸いです。